【はじめてのFP学習】大数の法則ってなに?

FPかし

今回は大数の法則について解説します。

この法則を理解すると、なぜ保険制度には多くの加入者が必要なのか、そしてなぜ人数が少ないと制度の維持が難しくなるのかが見えてきます。

保険の仕組みを学ぶうえで欠かせない考え方なので、しっかり押さえていきましょう!

大数の法則ってどんな仕組み?

FPかし

大数の法則は、数が増えるほど結果が安定していくという考え方なんだ。

きりちゃん、試しにコインを10枚投げて、表が出た枚数を教えてくれるかな?

きりちゃん

はーい!1回目は表が7枚、2回目は表が3枚だったよー!

FPかし

ありがとう。
表が出た割合は、1回目が70%、2回目が30%になるね。

じゃあ次は、まどくん。コインを1,000枚投げて試してみて。

まどくん

まかせてー。 (じゃらじゃらー)

1回目は503枚が表だったよ。

じゃあ2回目も、、、(じゃらじゃらー)

489枚が表だったよ。

きりちゃん

か、確認はやすぎ、、、

FPかし

ま、まどくんもありがとう。
それだと表が出た割合は、1回目が50.3%、2回目が48.9%になるね。

きりちゃん

あっ!私の10枚より、1回目も2回目も50%に近い!!✨

FPかし

その通り!

コインの表が出る確率は理論上50%だけど、10枚しか投げないと結果はばらつきやすいんだ。

一方で、1,000枚投げると1回目も2回目も50%に近い結果になりやすい。
これが大数の法則なんだよ。

きりちゃん

へー、不思議ー!✨

数が多い方が結果は安定するんだね。

でも、それと保険制度ってどんな関係があるの?もっと詳しく教えて~!

コインの表が出る確率は理論上50%です。しかし、10枚しか投げないと結果は70%や30%のように大きくばらつくことがあります。

一方で、1,000枚投げると1回目も2回目も50%に近い結果になりました。このように、数が増えるほど結果は一定の傾向に近づいていきます。これが大数の法則です。

では、この考え方は保険制度とどのような関係があるのでしょうか?

実は保険もコインと同じで、加入者が少ないと保険事故の件数は大きくばらつきます。しかし、加入者が多くなるほど事故の発生率は安定し、将来支払う保険金を予測しやすくなるのです。

次は、小さな町と大都会の自動車保険を例に、大数の法則が保険制度でどのように活用されているのか見ていきましょう。

人数が少ないと保険料はどうなる?

まどくん

はい、こちら現場のまどくんです!

今回は、小さな町で自動車保険を導入している町長さんにお話を伺いに来ました。

町長さん、自動車保険は上手く成り立っていますか?

町長

いや~、それが実に困ってましてね💦

交通事故の発生件数が、去年は25件、一昨年は58件だったんです。

毎年こんなに変わってしまうと、適正な保険料なんて決められませんよ。

きりちゃん

なるほど~。

確かに交通事故の件数がこんなにブレると、いくら保険料を集めればいいのか分からないね、、、。

(てか、まどくん何やってるの、、、?)

FPかし

町長さん、他に困っていることはありますか?

町長

そうですねぇ、あとは保険料の高さですよ。

交通事故の損害賠償は、数百万円から数千万円、場合によっては億になることもありますからね💦

うちみたいに人数が少ない町だと、もしもの時に備えて、1人1人から高い保険料を払ってもらう必要があるんです。

すると今度は、『高すぎる!』と解約する人が増えてしまって、、、結局、保険制度が成り立たなくなってしまいました💦

きりちゃん

わわっ💦

事故件数がブレるだけじゃなくて、保険料まで高くなっちゃうんだね、、、。

それじゃあ安心するための保険なのに、今度は家計がピンチになっちゃうよ~💦

FPかし

そうそう。

やっぱり保険制度は、人数が多くないと成り立たせるのが難しいんだ。

じゃあ次は、大都会で自動車保険を導入している市長さんに話を聞いてみようか。

現場のまどくーん!

小さな町では、交通事故の件数が毎年大きく変わってしまうため、将来どれくらい保険金を支払うのか予測しにくくなります。

さらに、人数が少ないと1件の高額事故が保険制度全体に与える影響も大きくなります。そのため、もしもの時に備えて保険料を高く設定する必要があり、結果として解約者が増え、制度を維持しにくくなってしまうのです。

では、人数が多い大都会ではどうなるのでしょうか?

人数が多いと保険料は予測しやすい

まどくん

はーい!では続いて、大都会にやってまいりましたー!

いや~、すごい活気ですね~。

市長さん、こちらでは自動車保険を導入したと伺ったのですが、上手く保険制度は成り立っていますか?」

市長

はい。

交通事故の件数は、去年が4,980件、一昨年が5,020件でした。

毎年ほぼ同じ件数なので、適正な保険料を決めやすいですね

まどくん

おお~、素晴らしい!

ちなみに、保険料の金額はいかがでしょうか?

市長

交通事故の件数自体は多いのですが、その分、加入者数もとても多いんです。

そのため、月々の保険料は数千円程度で済んでいますね。

皆さん、無理のない保険料で安心して加入されていますよ。

きりちゃん

おお~!

事故件数が毎年ほぼ同じだから、保険料も予測しやすくて安定するんだね✨

最初は、『人数が多くても少なくても、保険制度って成り立つんじゃないの?』って思ってたけど、、、

町長さんと市長さんの話を聞いて、大数の法則が保険制度にとってすごく大切なんだって分かったよ~!🌸

FPかし

そうだね。

保険制度は、“たくさんの人で支え合う”ことで初めて安定して成り立つ仕組みなんだ。

人数が多くなるほど事故件数は安定し、将来支払う保険金も予測しやすくなる。

つまり、大数の法則は保険制度を支える土台の1つなんだよ。

コイン投げの実験では、回数が少ないと結果は大きくばらついていました。しかし、回数が増えるほど結果は50%に近づき、安定していきました。

保険制度もこれと同じです。

加入者が少ないと、事故件数や保険金の支払額は大きく変動しやすくなります。一方、加入者が多くなるほど結果は安定し、将来支払う保険金も予測しやすくなるのです。

このように、大数の法則は保険制度を支えるとても重要な考え方なのです。

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