FP試験にも実生活にも役立つ💡『パッシブ運用とアクティブ運用の違いをやさしく整理』


パッシブ運用は、株価指数にそのまま連動させる安定重視の方法だよ。
っでアクティブ運用は、指数を上回る成果を目指して積極的に運用するスタイルなんだ。

なるほどね…よーし決めた!それなら全部アクティブ運用にしちゃうよ!
指数より良い成績を目指してくれるんでしょ?そしたらアクティブのほうが“絶対おトク”な気がするもんね~。

ちょっと待って、きりちゃん。
アクティブ運用って“必ず”指数を上回るわけじゃないんだ。コストも高いし、結果の振れ幅も大きい。
全部アクティブにしちゃうのは、リスクを一気に背負うことにもなるよ。

えっ、そうなの…!?
うぅ…アクティブって、絶対に良い成績になるってわけじゃないんだ…ちょっとショックかも…

きりちゃん、そんなに落ち込まなくて大丈夫だよ。アクティブ運用には魅力もあるけれど“全部をアクティブにする”となると、どうしてもリスクは高くなっちゃうんだ。
でも安心してね。投資には、もっと安定志向のパッシブ運用もあるし、両方の特徴を理解すれば怖がらずに選べるようになるよ。
じゃあここから、パッシブ運用とアクティブ運用の違いを一緒に整理していこうか。
きりちゃんの戸惑いは、投資を学び始めた多くの人が一度は感じるものです。
「アクティブの方が頑張ってくれるなら、そっちのほうが絶対良いはず」
そう思いたくなる気持ちは、とても自然な反応といえます。
ただ実際には、アクティブ運用には魅力がある一方で、コスト面や結果のばらつきといった現実的なデメリットもあります。
逆に、安定を重視したパッシブ運用にも明確な強みがあり、どちらか一方が“必ず優れている”ということはありません。
大切なのは、それぞれの特徴を正しく理解したうえで、自分に合った運用方法を選ぶことです。
ではここから、パッシブ運用とアクティブ運用の違いをわかりやすく解説していきます。
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目次
パッシブもアクティブも“投資信託”の仲間。基本をやさしく確認!
パッシブ運用やアクティブ運用と聞くと、
「どちらが良いのかな?」と運用方法の比較に目が向きがちです。
ですが、そもそもこの2つは どちらも投資信託という同じ商品を使った運用スタイル です。

投資信託って、たしか“運用会社が代わりに分散投資してくれる”ありがたい金融商品だよね?
自分じゃ難しいところもお任せできるやつ!

その通りだよ、きりちゃん。
投資信託は、みんなから集めたお金を運用会社がまとめて管理して、株式や債券に分散して投資してくれる仕組みなんだ。
自分だけではなかなか広く分けられない投資も、プロに任せることで効率よくできるのが大きな魅力だよ。
投資信託とは、多くの人から集めたお金をひとつにまとめ、
運用会社が株式や債券などに分散投資していく仕組みのことです。
専門家が運用してくれるため、個人では難しい広い分散投資を手軽に行える点が大きな魅力です。
そして、この「投資信託」という器の中で
どのような方針で運用していくのか──
その違いが パッシブ運用 と アクティブ運用 です。
つまり、パッシブとアクティブは優劣ではなく、
どちらも投資信託を活用した“運用方針の違い”にすぎません。
この前提を押さえておくと、次の内容がよりスムーズに理解できます。
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安定志向の王道スタイル|パッシブ運用の仕組みとは?
パッシプ運用とは、日経平均株価やS&P500などの市場全体の動きを示す指数(インデックス)に連動するように運用する方法です。
個別の銘柄を細かく選んだり、売買のタイミングを判断したりせず、指数と同じ動きを目指して淡々と運用していきます。
このスタイルが“安定志向”といわれる理由は、人の判断が少ないためブレが小さく、長期で続けやすい点にあります。
また、運用会社が複雑な分析を行わないため、手数料が低く抑えられるのも大きなメリットです。
市場全体の成長をそのまま取りにいくシンプルな仕組みなので、
初心者でも取り入れやすく、長期積立との相性も良い運用方法といえます。

そっかぁ~。変に波に逆らわないで、流れにぽんっと身を任せてたほうが、気づいたら目的地に早く着いちゃうこともあるんだね!
そのほうがじたばたしなくていいし、なんか楽ちんだよね~。

うん、その感じ方で合っているよ、きりちゃん。
じたばたしないほうが楽っていうのは、そのまま“コストの低さ”にもつながるんだ。
パッシブ運用は余計な売買をあまりしないから、手数料を抑えやすいんだよ。それが長く続けやすい理由のひとつなんだ。
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指数を“上回る”ことを目指す|アクティブ運用の仕組みとは?
アクティブ運用とは、日経平均やS&P500といった市場の指数を上回る成果を狙って運用するスタイルです。
パッシブ運用が「市場に合わせる」のに対して、アクティブ運用は**“市場より良い成績を出すこと”を目的に、プロが積極的に判断していく方法**といえます。
運用会社は、企業の業績や成長性、景気の動向など、さまざまな情報を分析しながら「伸びそうな銘柄」を選び、売買のタイミングも調整します。
こうした手間と専門性が必要なため、パッシブ運用より手数料が高くなりやすい点が大きな特徴です。
また、指数を上回る成果を出せる年もあれば、期待より成績がふるわない年もあるため、値動きに“ばらつき”が生まれやすい側面もあります。

なるほどね~。
コストをかけて頑張る分、パッシブ運用よりすごい結果になることもあるけど…だからといって、頑張った分だけ必ず良い成績が出るわけじゃないんだね。
うーん、なかなかリスクをともなう運用なんだなぁ~。

そうなんだ、きりちゃん。
アクティブ運用は“期待できるときは大きく伸びる”反面、思ったほど結果が出ない年もあるんだ。
だからこそ、成果の振れ幅が大きくてリスクが高めなんだよ。
でも、その特徴を理解したうえで使えば、アクティブ運用にもちゃんと役割があるんだ。
つまりアクティブ運用は、
「積極的に狙いにいく分、うまくいけば強い。でもブレも大きい」
そんな攻めのスタイルといえます。
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まとめ|2つの運用方法を正しく理解して安心の資産形成へ

今日のお話で、パッシブ運用とアクティブ運用って、どっちが良い悪いじゃなくて“役割がちがう”ってことが分かったよ~。
ちゃんと特徴を知っていれば、怖がらずに選べそうだね。

そうだね、きりちゃん。
市場全体に合わせてコツコツ育てたいならパッシブ、積極的に成果を狙っていくならアクティブ。
どちらも投資信託という同じ器を使った運用方法なんだ。
だからこそ、特徴を理解して自分に合った使い方を考えることが大事だよ。

ふたりとも、しっかり理解できていて素晴らしいよ。
パッシブ運用とアクティブ運用の違いを正しく押さえておくことで、将来の資産形成がぐっと安心できるものになるんだ。
大切なのは、自分の目的やスタイルに合う方法を選ぶこと。これからも一緒に学んでいこうね!

うんっ、なんだか投資って前よりずっと“味方”に感じてきたよ~!
パッシブもアクティブも、ちゃんと知れば怖くないんだね。
これからの資産づくり、ちょっとワクワクしてきたよ~!
パッシブ運用とアクティブ運用は、どちらも投資信託を通じて資産形成を行うための代表的な運用方法です。
パッシブ運用は市場全体の動きに合わせてシンプルに長期で育てる手法で、手数料が低く続けやすい点が特徴です。
一方、アクティブ運用はプロの判断によって指数を上回る成果を目指す方法で、可能性がある反面、成果にばらつきが出やすく手数料も高くなりがちです。
大切なのは、どちらか一方を選ぶことではなく、それぞれの特徴を理解したうえで、自分の目的やスタイルに合った形で活用していくことです。
投資信託の仕組みと二つの運用方法を正しく押さえておくことで、長期の資産形成がぐっと安心して進められるようになります。
まさに今回のテーマである「FP試験にも実生活にも役立つ」
という部分は、運用の知識が試験対策だけでなく、実際の投資判断の安心材料にもなる点にあります。
これらの基本を理解しておけば、今後の資産づくりの土台として、きっと大きな力になってくれます。
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