物価が上がると金利も上がる理由とは?仕組みをやさしく解説
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FPの問題で『物価が上がると金利も上がる』って学んだんだけど、、、なんで?この2つ、一見無関係に見えるんだけど。

実は、物価と金利ってけっこう深い関係があるんだよ。簡単に言うと、物価が上がるとお金の価値が下がるから、それを抑えるために金利が調整されるんだ。

??まどくん、さっきから何言ってるのかよくわかんない、、、

そこだよね。一言で説明されても、ピンとこない人が多いんだ。実際、試験でもこのへんは丸暗記で乗り切る人も少なくないし。よし、今回は『物価が上がると金利が上がる理由』を、仕組みから解説していこう!
物価と金利はセットで動く。理由は「お金の価値」
一見バラバラに見える「物価」と「金利」。でも実は、お金の価値というキーワードでつながっています。
たとえば、物価が上がるということは――
同じ1万円でも買えるものが少なくなるということ。つまり、お金の価値が下がっている状態です。
このまま放っておくと、人々は「どうせ物価はもっと上がる」と思い、今のうちにモノを買おうとする → 需要が膨らむ → さらに物価が上がる…というインフレの悪循環に陥ってしまいます。

インフレの悪循環が続くとどうなるの?

たとえば、トマト1個が500円になったらどう思う?

高っ、、、さすがに買わない、、、

そう。みんながそう思って買い控えると、経済が止まりやすくなる。でも逆に、“もっと高くなる前に買わなきゃ”って人も出てきて、需要が一気に増える。その結果、また物価が上がる。この繰り返しがインフレの悪循環。そしてそれを止めるために、日銀は金利を上げてお金の流れを抑えようとする。金利は物価をコントロールするための調整手段なんだ。
物価を抑えるために、日銀が使うのが“金利”
ここで登場するのが日銀の金利政策です。
日銀はこうしたインフレを抑えるために、金利を引き上げてお金を借りにくくし、消費や投資を少し冷やす方向に動きます。

例えば1,000万円を借りたとき、金利が1%なら、利息は年間10万円。でも、それが10%になったら、利息は年間100万円になる。そうなったらどうする?

うえっ!利息高すぎ!そんなの借りたくないよ!

だよね。金利を上げると、借金にかかるコストが大きくなる。それによって借り入れを控える人が増えれば、無理な消費や投資も減る。結果として、物価の上昇を抑える効果があるんだよ。
つまり、「物価の上昇=お金の価値の低下」を金利を使って調整するのです。
このように、
- 物価が上がれば → お金の価値が下がる → 金利を上げて調整
- 物価が下がれば → お金の価値が上がる → 金利を下げて刺激
という形で、物価と金利は“お金の価値”を軸に連動して動いているんです。
金利で物価をコントロールする仕組みとは

最初は『物価が上がると金利も上がる』って言われても、なんのこっちゃって感じだったけど、、、今はちょっとわかってきたかも!

物価が上がると、お金の価値が下がる。それを止めるために日銀が金利を上げて、借りにくくする。それによって無理な消費が減って、物価の上昇も抑えられる。流れが理解できれば、ただの暗記じゃなくなるね。

そうそう。この仕組みがわかれば、試験だけじゃなくてニュースの見方も変わってくるよ。物価と金利は“お金の価値”を通じてつながってる。覚えるより“納得”できることが大事なんだ。
金利は、物価の動きをコントロールするための大切な手段です。物価が上がりすぎると、お金の価値が下がり、生活への影響も大きくなります。そこで日銀は、金利を引き上げることでお金の流れを抑え、物価の上昇を落ち着かせようとします。
逆に、景気が冷え込んで物価が下がりすぎたときは、金利を下げてお金を動きやすくすることで、経済を刺激します。
このように、物価と金利は“お金の価値”を軸につながっており、金利政策はインフレやデフレへの対応として欠かせない存在です。仕組みを理解しておけば、試験でも実生活でも、ニュースや経済の動きがグッとわかりやすくなりますよ。
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