保険会社が倒産したらどうなる?生命保険や自動車保険の補償内容とは
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この前ニュースで“保険会社が経営破綻”って聞いてびっくりしちゃったよ、、、!もし自分の入ってる保険会社だったらって思うと、、、ちゃんと守ってもらえるのか気になってきた。

この前ニュースで“保険会社が経営破綻”って聞いてびっくりしちゃったよ、、、!もし自分の入ってる保険会社だったらって思うと、、、ちゃんと守ってもらえるのか気になってきた。

あっ、そうなんだ!ちょっと安心したよ〜。でも実際、どのくらい補償されるのか詳しく知りたいな、、、教えてくれる?

お、きりちゃん興味出てきたね!よし、じゃあ今回は保険会社が倒産したときにどうなるのか、生命保険や自動車保険の補償内容を解説していくよ!
目次
保険会社が倒産しても、契約者は一定の補償を受けられる!
「もし今入ってる保険会社が倒産したら、、、」そんな不安を感じたことはありませんか?
でも大丈夫。
実は、保険会社が経営破綻しても**「保険契約者保護機構」という制度によって、契約者は一定の範囲で補償される仕組み**が用意されています。
ただし、すべての保険金がそのまま支払われるわけではなく、
保険の種類ごとに補償の内容や割合が異なる点には注意が必要です。

なぬ!?そんなこと言わず種類関係なく全額補償してよ~。

気持ちはわかるけど、全額補償にしちゃうと制度を維持するのが難しくなるんだ。みんなの保険料から補償の財源が出てるから、限度を設けることで“公平な保護”が保たれてるんだよ。
この記事では、生命保険や自動車保険など、保険の種類ごとに補償内容をわかりやすく解説していきます!
生命保険会社が破綻したらどうなる?補償の仕組みを解説!
生命保険会社が破綻した場合、契約は消滅するのではなく、救済保険会社への移転や契約の引き継ぎというかたちで継続されるのが一般的です。
ただし、保険金や解約返戻金などの金額は元の契約どおりに受け取れるとは限らず、一定の制限がかかります。
基本の補償は「責任準備金の90%」
補償の基準となるのは「責任準備金」という、保険会社が契約者ごとに積み立てているお金です。
破綻時点のこの金額の90%までが補償されるのが原則です。
たとえば、
- 解約返戻金が100万円あった場合 → 補償されるのは最大90万円
- 死亡保険金なども契約内容によって一部調整される可能性あり

ふーん、責任準備金90%っていまいちぴんとこないなー。保険金1,000万円だったとしたらどのくらい?

実は“保険金の額そのもの”が90%になるわけじゃないんだ。補償の基準になるのは“責任準備金”っていう積立金で、それが1,000万円より少ないことも多いんだよ。たとえば責任準備金が600万円なら、その90%で540万円が補償されるイメージかな。

なるほど、“90%”って聞くと保険金の90%がもらえるのかと思ってたけど、そうじゃないんだね。ちゃんと仕組み知らないと損しそう、、、
実際、補償の対象は「保険金額」ではなく「責任準備金」が基準になります。
仕組みをきちんと理解しておくことで、いざというときに「思っていたのと違った…」と慌てずにすみます。
生命保険は安心を買うものだからこそ、制度の裏側までしっかり押さえておくことが大切です。
損害保険会社が破綻したらどうなる?補償の仕組みを解説!
火災保険や自動車保険などの損害保険も、万が一保険会社が倒産してしまった場合に備えて、損害保険契約者保護機構による補償制度があります。
ただし、補償の範囲や割合は保険の種類によって異なるため、生命保険とはまた別の注意点が必要です。
保険の種類 | 補償内容 |
---|---|
自賠責保険 | 保険金の100%補償 |
地震保険 | 保険金の100%補償 |
火災保険・自動車保険など |
|

おお~!自賠責と地震保険って100%も出るの!?めっちゃ太っ腹じゃん~!え、でもなんで??

自賠責と地震保険は“公共性がすごく高い保険”だからなんだ。たとえば自賠責は車を持つ人全員に義務づけられてるし、地震保険は大規模災害のときに生活再建の支えになる。だから国も含めて“全額守るべき”って扱いになってるんだよ。
このように、すべての損害保険が同じように補償されるわけではなく、「社会的に重要な保険」は特別に全額補償される仕組みになっているんです。
それ以外の損害保険は“時間によって補償率が変わる”
火災保険や自動車保険(任意保険)などについては、
- 破綻から3か月以内の保険事故 → 保険金は100%補償
- 破綻から3か月を超えた後の事故 → 80%補償に制限される
つまり、破綻後も契約が続いている場合、時間が経つにつれて補償割合が下がる可能性がある点に注意が必要です。

自動車保険が任意なのはわかるけど、火災保険って家を守るための保険でしょ?それも社会的に重要だと思うけど、、、なんでずっと100%補償じゃないのかな?

たしかに地震保険は義務じゃないけど、国が制度を作ってて、公的な色合いがすごく強いんだ。保険料の一部も国が負担してるし、大地震が起きたときには“生活再建の土台”になるから、特別に全額補償の対象になってるんだよ。火災保険は民間の任意加入だし、補償の内容もバラバラだから、そこまでの保護は難しいんだ。
このように、補償の手厚さには「義務かどうか」だけでなく、「制度の性質」や「社会的な役割」も関係しています。
とくに地震保険は、民間の保険に見えて実は国が関与する“公的性格の強い保険”である点が、全額補償の理由になっているんですね。
保険会社が破綻したときの補償制度を正しく理解しよう

いや〜最初は“倒産=もうダメ!”って思ってたけど、ちゃんと補償の仕組みがあるんだね。でも内容までは知らなかったよ、、、勉強になった!

“守られる仕組みがある”ってことを知っておくのは大事だけど、保険の種類ごとに補償内容が違うから、そこはちゃんと整理しておく必要があるね。

うんうん、補償されるとはいえ“満額”じゃないケースも多いから、仕組みを理解しておくのは安心につながるよね。FP試験でも問われやすいポイントだから、数字と内容をしっかり押さえておこう!
保険会社が破綻するなんて、普段はあまり考えないかもしれません。
でも、どんなにしっかり保険に入っていても、その保険会社が倒れてしまったら、、、という事態はゼロではありません。
そんなときに備えて、「保険契約者保護機構」や補償の仕組みを理解しておくことは、いざというときの安心感につながります。
また、生命保険と損害保険では補償の範囲や割合が異なるため、それぞれの違いを正しく把握しておくことも大切です。
とくにFP試験では、「責任準備金の90%」「3か月以内は100%補償」「地震保険は全額補償」など、数字や制度の仕組みそのものがよく問われます。
知識として身につけておくことで、実生活にも資格試験にもきっと役立つはずです。
記事を読んでいただき、ありがとうございました!
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